サリアを出るまでに、前を歩く3人のメンバーに追いついた。
話を聞くと、さらに先に2、3人歩いているだろう、ということだった。
ここ数日(というか、カカベロスに到着した日以外全部?)、ずっと先頭で歩いていたので、この日も何としても先頭集団に追いつこう、と思った。
サリアのまちを抜けると、すぐに森が広がっていた。
森の入口には写真のように、線路が走っていた。
【写真1:どことなく、『スタンド・バイ・ミー』的な(2008年9月8日)】
森を抜けると、炎天下の平原が続いた。
所々に木が生えていて、林のような感じだったけれど、日光を遮る程ではなかった。
ぽつりぽつりと、家が立っていて、人が住んでいるようだった。
サリアから30分ほどのところで、道から離れたところにある休憩所で休んでいた2人のメンバーを見つけた。
手を振って合図を送り、先を急いだ。
たしか、この後あたりから、先を歩いているもう1人のメンバーに追いつくべく、一人で歩いていったと思う。
30分、いや、1時間ほど歩いただろうか。
何人もの巡礼者を「Buen Camino」の挨拶とともに追い越した後で、ようやく目的の後ろ姿を見つけることができた。
彼女に追いついて、一緒にしばらく歩いていると、「道の左手」に件のマイルストーンが見え、そこには「100km」の数字が刻まれていた。
二人で喜びを分かち合い、誰もいなかったので手を伸ばして無理やりツーショットを撮った。
ところが、である。
そこから5分も歩かないうちに、「道の右手」にマイルストーンが現れ、その周囲には3、4人の巡礼者が体を休めていた。
マイルストーンには、「K.100」と刻まれている。
これが、本物だった。
本来は「道の右手」にしか置かないものだということは、後から中島先生が教えてくれた。
【写真2:100km地点のマイルストーン(2008年9月8日)】
本物のマイルストーンを写真に収め、近くにいた巡礼者に写真を撮ってもらい、先へと進んだ。
10分ほど歩くと、小さな村があった。
幸いにもバルがあったので、2人で100kmを切った記念に乾杯することにした。
(といっても、昼間からアルコールを飲んだのは僕だけだったが。)
休憩もほどほどに、先へ進むと、小さな家の横を通り過ぎる際に、住人と思しきおばあさんが出迎えて(?)くれた。
日本人が珍しいのか、いろいろと話をしてくれた。
ポルトマリーンに泊まる予定だ、ということを伝えると、早口で、ガリシアなまりっぽい感じのスペイン語で、ポルトマリーンで今夜祭りがあるらしいことを教えてくれた。皆が夜中に踊るのだという。
おばあさんに礼を言い、祭りを楽しみにしつつポルトマリーンへと向かった。
===(resume)==================
In the city of Sarria, I could catch up with the three members, who told me that a few members were walking ahead of us. Leaving Sarria, soon there was a big forest and a railway like the photo. After 30 minutes walk, the four of us found two members who were resting. There I decided to walk faster to catch up with the first one and said goodby to others. About an hour walk took me to her. She and I got to a milestone, which showed "100km" but turned out to be a false one. We walked five more minutes and got to the true one, which showed "K.100", and had a pilgrim take a photo of us. In the next small village, we rested for a while and there I drunk beer and she drunk oranje juice in memory of 100km. Heading for Portomarín, passing by a small house, an old woman came out and we talked a little. She told us, in a fast, a little Galician-sounded Spanish, that there would be a festival in Portomarín that night. We're looking forward to it. (Photo 1: Like the film "Stand by Me", 8 Sep 2008; Photo 2: Milestone of 100.0km, 8 Sep 2008.)
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===(resumen)=================
En la ciudad de Sarria, pudé alcanzar a los tres miembros del curso Camino, quien me dijeron que otros dos o tres miembros estaban andando adelante. Cerca de Sarria, hay un bosque y una vía férrea como la foto. Después de andar 30 minbutos, encontrabamos a otros dos miembros, quien estaban descansandose. Entonces, me decidí a andar más rápido para alcanzar a la primera. Después de una hora, más o menos, alcancé a ella y llegamos a un hito que dice "100km" pero que resultaba ser falso. Andabamos cinco más minutos y llegamos al hito de verdad que dice "K.100". Un peregrino nos sacó una foto. En la siguiete villa, nos descansabamos y yo bebía una cerveza y ella, zumo de naranja, en memoria de 100,0km. Durante andabamos a Portomarín, una mujer vieja hablaba con nosotros. Ella dijo que en Portomarín habría una fiesta en aquel noche. (Foto 1: Como el película de "Cuenta conmigo (Stand by Me)", 8 sep 2008; Foto 2: Hito de 100 km, 8 sep 2008.)
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2009/12/18
中島先生の話 / Ms. Nakajima's story / Relato de Sra. Nakajima
【写真1:サリアのマイルストーン(2008年9月8日)】
サリアに到着するまでの1時間弱の間、中島先生と二人で歩いた。
そのときに、先生が今回の企画(カミーノ講習)に至った経緯とか、そういう話を聞いた。
先生は、もうすでに何度かカミーノを歩いているらしかった。
その中で、最初に、先生がお父さんと歩いた時の話が印象的だった。
歩いているうちに知り合った人と、サンティアゴに到着する前に雨の中で再会して、一緒に夕食をとって温まったとかなんとか、たしかそんな話だったと思う。
サリアは、久々に大きな町だった。
多分、ポンフェラーダと同じか、少し大きいくらいだと思う。
【写真2:サリアのバルにて朝食(2008年9月8日)】
サリアの町中を歩くこと30分ほどで、適当なバルを見つけ、先生と二人で遅めの朝食をとることにした。
ちょうどトルティーリャが一切れ残っていたので、それでボカディージョを作ってもらった。
コーヒー付きで2ユーロ、安い。
(とはいえ、当時のレートは1ユーロ160円程度。ちょうど、リーマンショックの直前の時期。)
(この直後にユーロもドルも下落して、専門書を買うにはいい時代になったけどねぇ……。)
このバルの2階でネットが使えるとのことだったので、ベガ・デ・バルカルセ以来、数日ぶりにメールをチェック。ちょっとした用事で返事を待っていたのだが、この日はまだ返信がなかった。
そうこうしているうちに、何人か追いついてきたらしい。
1階で休んでいた中島先生に話を聞くと、4~5人がすでにこのバルを通過したとのこと。
先生はこれからネットを使う、とのことだったので、一人で歩いていくことにした。
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Till we got to Sarria, Ms. Nakajima told me about her first pilgrimage to Santiago. She told me that she had done it with her father and that, at a town near Santiago, she could meet a friend that she had come to know on Camino. As we arrived Sarria, which seemed a little bigger than Ponferrada, we found a bar to have breakfast. I had a sandwich of tortilla and a cup of cafe for 2 euros. On the 2nd floor of the bar, I could use the Internet through which I cheked email, but I couldn't get a reply that I was waiting for. When I came to Ms. Nakajima, who stayed on the 1st floor, she told me that some of the members had gone further and also that she was going to use the Internet too. So I left her there and started alone. (Photo 1: A milestone in Sarria, 8 Sep 2008; Photo 2: Breakfast in a bar in Sarria, 8 Sep 2008.)
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===(resumen)=================
Hasta que llegamos a Sarria, Sra. Nakajima contaba me su primera peregrinación a Santiago en la que ella había andado con su padre y que, en una villa cerca de Santiago, había podido encontrarse con un/a amigo/a que sólo había conocido unos días antes en el Camino. Cuando llegamos a Sarria, que me parece un poco rande que Ponferrada, nos encontrabamos un bar, donde desayunabamos. Yo comía un bocadillo de tortilla. En el primer piso del bar, usaba Internet y leía email pero no pudé conseguir un email necesario. Voviendo al piso bajo, me dijo Sra. Nakajima que algunos miembros ya nos habían pasado. Porque también dijo que usaría Internet, le dejé allí y comencé a caminar a Portomarín. (Foto 1: Hito de Sarria, 8 sep 2008; Foto 2: Desayuno en un bar de Sarria, 8 sep 2008.)
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2009/12/11
高原 / Highland / Montaña
【写真1:サモスとサリアの間のどこか(2008年9月8日)】
7日目のこの日は、目的地であるポルトマリーンPortomarínまでおよそ30km超の旅程であった。
修道院で7時頃目を覚ますと、どこからかグレゴリオ聖歌らしきものが聞こえてきた。
昨日の夕食の残りのボカディージョを平らげて、出発の仕度を整えた。
まだ薄暗いうちに、サモスを出発し、再び西を目指す。
日が射して来ても、標高の所為なのかどことなく涼しい。
そんな高原のようなところを、再度先頭集団で、3人で色々と話しながら歩いた。
ちょうど1週間になるこれまでの巡礼の旅のこと、日本でのこと、などなど……。
くねくねとした道が続き、若干のアップダウンを超えて、2時間ほど歩いた頃に小さな村にたどり着いた。
途中でいくつか村はあったのだが、早朝だからなのか、あまり人がいないせいなのか、ここまではバルを発見できずにいたのだ。
ようやく見つけたバルで、後少しでサリアSarriaという大きな都市に着くと教えられ、とりあえずコーラを頼んで休憩していると、中島先生を含む2番目の集団が到着した。
先生を除くメンバーは少し休憩してから出発する、とのことだったので、
先頭集団に先生が加わった4人で歩き出した。
そのうち、ペースの問題か、先生と2人でサリアまで先頭を行くことになった。
【写真2:遠くに見えるサリアのまち(2008年9月8日)】
===(resume)==================
On this seventh day on Camino, we had to walk more than 30 kilometers. Leaving Samos, I walked with two members of the course in the first group, and after two hours walk, we got to the first village that has a bar to rest in. When we're drinking cola there, the second group including Ms. Nakajima arrived. Other members decided to rest here but Ms. Nakajima decided to continue. So the first group and Ms. Nakajima left the village. Then somehow, maybe the other two walked slowly, I walked alone with Ms. Nakajima until Sarria. (Photo 1: Somewhere between Samos and Sarria, 8 Sep 2008; Photo 2: The city of Sarria, 8 Sep 2008.)
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===(resumen)=================
Séptimo día en el Camino de Santiago. Este día teníamos que andar más que 30 kilometros. Desde Samos, andaba en el primer grupo con dos miembros. Después de dos horas, llegamos a una villa donde hay un bar. Cuando tomamos cola en el bar, el segundo grupo incluso Sra. Nakajia, llegué al bar. Otros miembros del grupo decidieron descansarse, pero Sra. Nakajima continuaba andar con nosotros, el primer grupo. Y entonces de algun modo, probablemente porque los otros dos andaban despacio, yo andaba con Sra. Nakajima de solo a solo hasta Sarria. (Foto 1: En algun lugar entre Samos y Sarria, 8 sep 2008; Foto 2: La ciudad de Sarria, 8 sep 2008.)
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2009/12/04
アルバム (7) / Album (7) / Álbum (7)
またまた続けてアルバムです。
サモス修道院で撮った写真はまだまだあるのですが、同じような写真が多いのでアルバムはこの辺で終わりにします。
【写真1:サモス修道院内部(2008年9月7日)】
【写真2:サモス修道院壁画、その1(2008年9月7日)】
【写真3:サモス修道院壁画、その2(2008年9月7日)】
【写真4:サモス修道院聖遺物(2008年9月7日)】
【写真5:いざ、サモスからポルトマリンへ(2008年9月8日)】
===(resume)==================
Photo 1: The monastery of Samos, 7 Sep 2008.
Photo 2: Wall painting in the monastery no.1, 7 Sep 2008.
Photo 3: Wall painting in the monastery no.2, 7 Sep 2008.
Photo 4: The relic of the monastery, 7 Sep 2008.
Photo 5: Leaving Samos for Portomarin, 8 Sep 2008.
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===(resumen)=================
Foto 1: El monasterio de Samos, 7 sep 2008.
Foto 2: Pintura mural del monasterio núm.1, 7 sep 2008.
Foto 3: Pintura mural del monasterio núm.2, 7 sep 2008.
Foto 4: La reliquia del monasterio, 7 sep 2008.
Foto 5: Dejand el monasterio vamos a Portomarin, 8 sep 2008.
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サモス修道院で撮った写真はまだまだあるのですが、同じような写真が多いのでアルバムはこの辺で終わりにします。
【写真1:サモス修道院内部(2008年9月7日)】
【写真2:サモス修道院壁画、その1(2008年9月7日)】
【写真3:サモス修道院壁画、その2(2008年9月7日)】
【写真4:サモス修道院聖遺物(2008年9月7日)】
【写真5:いざ、サモスからポルトマリンへ(2008年9月8日)】
===(resume)==================
Photo 1: The monastery of Samos, 7 Sep 2008.
Photo 2: Wall painting in the monastery no.1, 7 Sep 2008.
Photo 3: Wall painting in the monastery no.2, 7 Sep 2008.
Photo 4: The relic of the monastery, 7 Sep 2008.
Photo 5: Leaving Samos for Portomarin, 8 Sep 2008.
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===(resumen)=================
Foto 1: El monasterio de Samos, 7 sep 2008.
Foto 2: Pintura mural del monasterio núm.1, 7 sep 2008.
Foto 3: Pintura mural del monasterio núm.2, 7 sep 2008.
Foto 4: La reliquia del monasterio, 7 sep 2008.
Foto 5: Dejand el monasterio vamos a Portomarin, 8 sep 2008.
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